学祭


某大学の学祭に行ってきました。
某大学なんて言っても分かる方には一発で分かると思いますけども。


気付けば社会人なんてやってるわけですけども、一年前まではこの大学で過ごしてました。
就職してなかなか会えなくなった人たちに会う機会という意味もありつつ、今回足を運ぶ一番の理由は見納めでした。
来年になればお世話になった教授も異動してしまうし、接点の多かった後輩も卒業してしまうので。


久々に訪れた大学は何一つ変わっていないようでした。
自分とは対象に初めて訪れる連れを案内しながら、学生時代を思い出してみたり見なかったり、些細過ぎて思い出せなかったり。
OB扱いされるのはなんか嫌だったので若干の抵抗はあったものの、3年間一緒に過ごした後輩には挨拶くらいしておこうと思い、所属していたサークルのブースに顔を出してみました。
少しだけ談笑したのち研究室へ移動。
研究室に関しては後輩とは特に関わりがあったわけではないのでお世話になった助教に挨拶をして、その後同期と少し話していたらいい時間になったので最後にもう一度サークルへ。


客足も徐々に減り、ブースの奥には主要メンバーが集まっていました。
自分たちの代と同じように前日は徹夜だったらしく、後ろの方には眠っているメンバーもちらほら。
とりとめもない話をしていたら話はいつの間にかサークルの今後の方向性について。
OBということもあって自分は特に突っ込んだりもせず、とりあえず話を聞いていました。
すると後輩たちの成長と、サークルをいい方向にもっていこうと言う強い意志がはっきりと見て取れました。


いつの間にか結構な人数を抱えるサークルになっていたので、それを如何にまとめるか、一つの集団とするかは前々からの課題でした。
あまりに人数が多すぎて、学年などでグループが出来、そこで完結してしまうのです。
グループ同士の関わりが少なく、1年生は1年生、2年生は2年生同士で集まってしまって学年を超えた絡みが殆どないという有様です。
自分の代までは人数も管理できないほどではなく、サークル以外に関しても学年同士が密に関わっていたので特に問題はなかったのですけども。


今の主要メンバーはこのあたりの問題をなんとか解決しようと頑張っているようでした。
変な方向に行っていたらちょっと突っ込もうかなとは思っていたもののそんなこともなく、このメンバーになら出来るんじゃないかなーという安心感すら覚えました。
もっとも母数が多いだけにどうしても抜けていってしまうメンバーも出てきてしまうのはこれまで通りだと思うのですけども。


一通り話が終わったタイミングで腰を上げてブースを後にしようと思ったら後輩に「最後に一言お願いします!」と言われるサプライズイベントが発生。おいおい体育会系かお前ら。
自分は問題を解決出来なかった側の人間でもあり、大層なことを言える立場ではなかったので一旦はいやいやいやと拒否したものの、結局話す流れに。
何と言ったかハッキリとは覚えていませんが、ざっくり言うと「先輩後輩にとらわれ過ぎないサークル作りをしてほしい」という旨だったと思います。
サークルって横の関係だけじゃなく、技術に関してもそれ以外に関しても気軽に話を出来る縦の関係を作れることが利点の一つだと思うのですよね。
言うだけは簡単ですが実行はそうそう簡単なものではないし、制作に関しては仲が良いだけでやっていけるもんではないってことは分かっているんですけども。


この他にも色々あり、ただただ圧倒されて帰ってきました。
楽しかったはずなのに帰りの電車は言い表せない虚無感を覚え、ため息が止まらない状態。
考えすぎると泥沼に嵌る気がしたので途中で思考をストップしてしましましたが、恐らくは様々な面に関して、今の自分が絶望的に頑張れていないせいだと思います。
まさに今目の前に自分にとって転機となり得る大きな壁が立ちはだかっているので、気持ちを引き締めてぶつかってみようと思いました。
ありがとう学祭。俺やってみるよ。


あと見納めなんて書きましたが、今サークルを管理している後輩が留年しやがったらしいので来年も行く羽目になるかもしれません。
悪い意味で期待を裏切らないヤツです。
しかしその後輩が頑張った成果も気になるので、また行ってもいいかななんて思ったりしました。

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