【Maya】相互リファレンス覚書

この記事はMaya Advent Calendar 2022の16日目の記事です。
qiita.com
複数のパーツから成り立つシーンを分業する方法を検討してみたやつです。

前提

以下の3つのパーツから成り立つシーンを複数人で分業するケースを検討してみます。

  • Body
  • Face
  • Hair

今回はリファレンスを活用した方法です。

相互リファレンスの実験

Bodyシーンの構築

まずBodyからFaceとHairをリファレンスします。

まあここまでは何の想定外もありません。

Faceシーンの構築

次にFaceからBodyをリファレンスします。

BodyにはFaceも含まれているはずですが、同一ファイルなので無視してくれています。

ReferenceEditorの状態はこんな感じ。

Hairシーンの構築

今のところいい感じですが、次にHairからBodyをリファレンスしてみます。

ファッ!?


Body1が現れました。
流石にネストすると混乱してしまうようです。


ReferenceEditorの状態はこんな感じ。


もうだめだ、流石に相互リファレンスは攻めすぎた。
けど保存して試しにHairシーンを開いてみましょう。


???


保存するとなんかちゃんと相互リファレンスを判定してくれるみたいです。むーん。

後工程のことを考えてみる

保存すればまあなんとかなったものの、後工程はこのシーンをどう利用するんでしょう。
まあ普通にBodyをリファレンスすると思うのでやってみます。

はい。解散解散。


ReferenceEditorの状態はこんな感じ。


ここまできたら想像つくと思いますが、保存すれば「1」がついたノードは消えます。

おわり

というわけで保存前の問題はありつつ、まあ分業できそうな雰囲気はあります。
が、ただでさえリファレンスのネストは事故りやすいのにこんな挙動されたら怖すぎるので見送りました。夢はありますね。

こんな感じで運用してるケースあるんだろうか。そもそも相互リファレンスって言い方であってるんだろうか。
どこまでが想定内の振る舞いなのかわからないのこわい。

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